明るい不登校対応

親御さんからの喜びの声の数、日本一! SIAPROJECT代表の木村優一が不登校対応のポイントを解説!

復学のための不登校対応1~7

 

これから、復学のための不登校対応として有効な7つのポイントをお伝えします。

 

ここに書かれてあることを知っておくだけでも不登校対応がずいぶんとうまくなり、お子さんの状態が良くなり、復学に向かう可能性がグンと高まるでしょう。

 

ただし、ここに書かれてあることがすべてだとは誤解しないでください。

 

不登校対応は奥が深いもので、そのすべてをまとめて説明することはできません。特に、長期化を防ぐことまで考慮したノウハウは広範囲にわたり、時間をかけた説明が必要となります。

 

ですから、ここに書かれてあることはあくまでも最低限のこと。

 

最低限のことだからこそ本気で吸収しておく必要がある、とご理解いただいた上で読み進めることをお勧めします。

 

 


1.善意にはブレーキがきかないことを意識する

 

人間の心はうまくできているもので、悪意ある行動には自分でブレーキをかけるものです。

 

「これは悪いことだよな」と思う気持ちが心のどこかにわずかでもあると、自然と自分で自分の行動にブレーキをかけ、エスカレートを避けます。

 

例えば、あなたが会社のお金を横領しているとしましょう。
その場合、気持ちにブレーキがかかると思いませんか?

 

「こんなことしてはいけない!いけない!」

 

そう思い、気持ちにブレーキがかかるはずです。
その気持ちのブレーキは行動のブレーキになります。

 

そうしてブレーキがかかるから、多くの人達が犯罪に手を染めずに済んでいるんですよね。

 

悪意の有無にかかわらず、一般的に見て悪いととられがちな行動をとってしまった場合にもブレーキがききます。

 

幼い子供をつい叩いてしまい、「いけない!いけない!」と感じたことのある親御さんは多いのではないでしょうか?

 

叩くまではしなくても、日常のイライラを子供にぶつけてしまい(八つ当たりするように怒ってしまい)、自分のことが嫌になった親御さんは多いのではないでしょうか?

 

そんなふうに“悪”と思しきものにブレーキがかかることで、私たち人間はより良く生きやすくなっています。

 

ところが、悪と違い、“善”にはブレーキがききません。
自分が「善い」と思ったことにはブレーキ無しで暴走してしまうのが人間です。

 

そのことをわかりやすく示したのが、某宗教団体が起こした事件でしょう。

 

あの宗教の信者はおそらく善意で動いていたはずです。

 

「勧誘することで人が幸せになる」と信じているから強引な勧誘をする、はじめはその程度の行動だったのがついには「殺人が人類救済になる」と信じるまでにいたり、世間を震撼させる大事件まで起こしてしまいました。

 

そこまでエスカレートできたのは、“善意”で動いていたからです。もしも全員が「悪意」で動いていたら、そこにブレーキが働き、あそこまでの事件にはならなかったでしょう。

 

このように“善意”には大きなリスクがありますから、そのことを不登校の子供を持つ親はしっかりと意識しておかなければなりません。

 

親は子供のことを愛しています。
だからこそ、善意が暴走しがちです。

 

間違った行為でも「これはいいことだ」と思い込んでいるとブレーキがきかず、全力で子供を苦しめてしまうのです。

 

あるお母さんは、子供を引きずってでも学校につれていくことが親の役目だと思っていました。嫌われようがどうなろうが、そこまでしてあげることが親の愛情だとかたく信じていたのです。

 

子供が泣きわめいても、親に暴力をふるってきても、そのお母さんはやめませんでした。実際に引きずって(本当に引きずって)子供を学校につれていきました。

 

「これはいいことだ!」と信じていたので、ブレーキがきかなかったのです。

 

 

結果、その子はどうなったか?

 

 

自殺未遂を繰り返し、ある時から感情をなくした人形のようになり、部屋にひきこもり、しまいには親と顔を合わすことがいっさいなくなりました。

 

そのお母さんが絶望したのは言うまでもありません。
(その後音信不通なので、そのお母さんが今どうなっているのか私は知りません)

 

このように、善意にはブレーキがきかないので厄介なのです。
未来を粉々に破壊するほどのリスクを内包しているのが善意なのです。

 

このリスクと怖さを、不登校の子供を持つ親御さんは常に意識しておいたほうがいいでしょう。その意識があるだけで、子供の人生を破滅させてしまうリスクが下がります。

 

 


2.自分の子供の頃とは時代が違うことを認識する

 

当然のことですが、「今の大人たちが子供の頃」と「今」は時代が違います。

 

ところが、その「当たり前のこと」を私たち大人は意識しているようで意識していません。

 

例えば、「スマホがなかった時代」と「スマホが普及している現代」を想像上で比較してみてください。当時と今では「子供の頭の中にある情報」が全く違うと思いませんか?

 

私たち大人が子供の頃は、今と比較すれば極めて限られた情報しか得られませんでした。一方、今の子供たちはスマホ1つで無限とも言える情報を得ることができます。

 

その情報量の違いは、価値観の違いや世界観の違いを生じさせてもしかたありません。

 

「学校に行かなければ将来がヤバイ」と子供が思うのは昔の話で、今の子供たちはスマホで色んな生き方を知っているため「学校に行かなくてもなんとかなるんじゃない?」と思うのがスタンダードかもしれないのです。

 

(もちろん、昔と同じように「学校に行かなければ将来がヤバイ」と思っている子供もいますよ。可能性を広げて考えてみることの重要性をお伝えするために、あえて極端に書いていることをご理解ください)

 

そんなふうに、さまざまな点で「私たち大人が子供の頃」と「現代」では違いがあります。その違いを認識するだけでも子供の気持ちに共感しやすくなりますし、対応を誤るリスクが低くなるでしょう。

 

例えばですが、親が時代変化を認識せず、

 

「子供は『学校に行かなければ将来がヤバイ』と思っているに違いない」

 

と思い込んでいるとします。

 

その場合、話し好きの親御さんは、

 

「学校に行かなくても将来はなんとでもなるよ!大丈夫だよ!」

 

と子供を励ますように声をかけてしまうでしょう。

 

 

そんなふうに声をかけられた子供の気持ちはどうなっていると思いますか?

 

 

もしかしたら、

 

「言われなくてもそんなことわかってるよ」

 

と思っているかもしれません。

 

なぜなら、スマホで色んな情報を知っている子供の頭の中は、もともとの状態が「学校に行かなくてもなんとかなるだろう」という考えで占められている可能性があるからです。

 

悲しいことですが、こういう的外れな声掛けをしてしまうと、「お母さん(お父さん)はぜんぜん僕(私)の気持ちをわかってくれないなぁ」とさみしさも感じるものです。

 

そうして「共感してもらえていない感覚」になると、子供は心を開かなくなってきます。

 

子供が心を開かなくなると親はどうやってサポートしていいかまるでわからなくなるため、あっという間に不登校悪化が進みます。

 

こんなふうに、親が時代変化を認識しないでいると非常にリスキーなので、できるだけ早い段階で時代変化を理解しておく必要があるのです。

 

 


3.時間を置くことの重要性と効果を覚えておく

 

私は以前、不登校の子供を持つ親御さんと電話で話す形のサポートをしていました。その電話は定期的なもので、会員の親御さんからそれぞれ決まった日時にお電話をかけていただき、お話しするという形でした。

 

私としては毎日いろんな親御さんとお電話しているのですが、親御さんのほうは週に一度のお電話です。

 

毎回、

 

「前回から今回のお電話までの一週間、どうでしたか?」

 

とうかがうのが決まり事のようになっていました。

 

その時の経験でよくわかったのが、時間を置くことの重要性です。

 

一週間という時間を置くことで親御さんは“自ら”変化し、それによって不登校サポートがうまく機能したのです。

 

親御さんは私との電話で話したことを次の電話までの一週間で反芻したり応用したりできたのでしょう。電話で一週間を振り返っていただくと、思考や行動が見違えるように変わっていたことが多々ありました。

 

時間を置くことは、人間の成長を促す(時には劇的な変化を生じさせる)重要なことだと確信しています。

 

これは、不登校の子供に関しても同じです。

 

時間を置いてあげることでその子は“自ら”変わるチャンスを得て、わずか一週間で劇的な変化を見せてくれることもあります。

 

ところが、ほとんどの親御さんは時間を置くことができません。

 

「なんとかしなければ!」と焦っていたり、子供を変えたい気持ちにとらわれていたりするため、子供が“自ら”変わることを待てず、余計なことを言ったりやったりして「変化するための時間的余裕」を子供に与えないのです。

 

だから不登校は悪化する一方になり、大半のケースでは長期化に向かうのです。

 

言うべきことを言ったらしばらく待つ!
やってあげられることをやったらしばらく待つ!

 

これくらいの余裕をあなたは持てるでしょうか?

 

 

できれば一ヶ月くらい平気で待てる親御さんになっていただきたいのですが、それはほとんどの親御さんにとって難しいことでしょう。

 

ですから、まずは一週間。
一週間、時間を置いて変化を見守れる余裕のある親御さんになることをお勧めします。

 

もちろん、一週間無関心になるとか、一週間全く何もしないでいるとか、そういうことではありませんよ。余計な干渉を減らす期間を設ける、といったニュアンスです。

 

時間を置くことの重要性を親が理解し、変化を見守れる余裕を持てるようになれば、子供が短期間で不登校を抜け出すのも夢ではありません。

 

 


4.感情的になりそうになったら深呼吸をして90秒過ぎるのを待つ

 

不登校対応では感情的になることが多いでしょう。

 

子供が思うように動いてくれない、反抗的な態度をとってくる、イライラをぶつけてくる、暴言を吐いてくる……

 

そんなことが続けば誰だって感情的になります。

 

それでなくても、不登校の子供を持つ親御さんは我が子が不登校になったショックと悲しみで気持ちが揺らいでいるのですから、感情的になりやすいベース(土台)があるようなものです。

 

気持ちの土台が感情的になりやすい状態であるために、些細な出来事で感情的になってしまう親御さんも多いでしょう。

 

例1:子供が夜遅くまで起きているだけで不安になる ←子供が夜遅くまで起きていることなんてよくあることだし、普通に学校に行っていればそれほど気にならないことなのに、気持ちの土台が感情的になりやすい状態なので過剰に不安になってしまう

 

例2:子供がゲームをしすぎているだけで怒りがこみあげてくる ←子供がゲームをしすぎるなんてよくあることだし、普通に学校に行っていればそれほど気にならないことなのに、気持ちの土台が感情的になりやすい状態なので過剰に怒りを感じてしまう

 

例3:子供がごはんをちょっと食べなくなっただけで憂鬱な気分になる ←子供がちょっとごはんを食べないことなんてよくあることだし、普通に学校に行っていればそれほど気にならないことなのに、気持ちの土台が感情的になりやすい状態なので過剰に憂鬱になってしまう

 

このように、我が子の不登校脱出をサポートする上では何かと感情的になりやすいものです。まずはそのことを把握しましょう。

 

不登校対応では感情的になることが多くて当然。
それくらいに思っていてもいいのではないでしょうか。

 

ただし、感情的になってもしかたない状態であることと、理想がどうであるかは、また別の話です。親が些細なことで次々と感情的になっていたら、その影響で不登校悪化が急速に進みますから、早い時点から「感情面の理想」を定め、そこに向かったほうがいいでしょう。

 

「感情的になってもしかたない」と受け入れつつも、「理想としてはこうありたい」という方向に変化を起こしていくことをお勧めします。(その「親の変化」が子供に大きな変化を起こしますので)

 

感情的になりがちな親の心を調整する方法はいくつかありますが、最もシンプルな方法は「90秒ルール」を自分に課すことです。

 

 

「感情的になりそうになったら深呼吸をして90秒過ぎるのを待つ」

 

そう決めておいてください。

 

いちど決めただけでは忘れてしまうので、できれば手の甲などに書いておくといいでしょう。「90」と。

 

そうすれば忘れにくくなり、感情的になるたびに90秒待つことができるはずです。

 

「感情の寿命は90秒」と言われているとおり、深呼吸をして90秒が過ぎるのを待つことができればずいぶんと気持ちが変わってくるものです。

 

いちど体感してみればこの効果がわかりますから、いちどでいいのでぜひやってみてください。

 

 


5.修行のつもりで子供の話をじっくり聴いてみる

 

不登校対応では子供の話をしっかりと聴くことが大切です。

 

話を充分に聴いてあげることによって、子供は「言いたいことを言えた!」と安心感のようなものを感じ、それによって気持ちが落ち着いてきますし、話すことによって「自分自身でわからなかった自分の心」が見えてきたり、考えが整理されてきたりします。

 

その気持ちの落ち着きや思考の整理が不登校脱出に向かうきっかけとなりやすいので、不登校対応上、親が子供の話を“充分”に聴くことは非常に重要なことなのです。

 

ところが、この「聴く」というシンプルな行為が、ほとんどの親御さんはできません。

 

聴こうと思っていても、つい、話の途中でさえぎってしまって、いつの間にか自分(親)の話をしてしまう……

 

しっかりと聴いているつもりでも、実は顔の表情が怖くなっていて、それを見ている子供は話しづらくなり、肝心な話をする前にやめてしまう……

 

表面的にはしっかり子供の話を聴いているように“見せかけて”いるが、実は心のなかで「その考えは違う」「それはこうすべきだ」などと“裁いて”いて、聴いているようで全く聴いていない……

 

こんなふうに、傾聴で挫折している親御さんがほとんどです。

 

ですから、親の傾聴で不登校脱出に至ることは充分可能であるにもかかわらず、実際に親の傾聴で不登校脱出に至るケースはなかなかありません。

 

傾聴の力で不登校脱出に向かいたいなら、まずは傾聴を安易にとらえがちな傾向を調整しましょう。

 

意識の怠慢を避けるために、あえて“修行”ととらえてみるのです。

 

 

子供の話を聴くこと=修行

 

こうして「とてつもなく大変なことなのだ」と考えてみましょう。そうすれば、傾聴を安易にとらえなくなり、意識を高めて子供の話を聴くことができます。

 

実際、自分(親)とまるで違う考え方をする子供の話をそのまま聴くのは苦しいものです。聴いているうちに「その考えは違う」「それはこうすべきだ」などと言いたくなることも、一度や二度ではないでしょう。

 

そもそもの気持ちが「早くなんとかしたい!」と焦っているため、親の考えをしゃべりたくなってきてフラストレーションがたまるかもしれません。それを必死に我慢していたら、いつの間にか顔の表情が怖くなっていて、それを見た子供が話すのをやめてしまうかもしれません。

 

そんなふうに、実際に“修行”のように難しいことなのです。

 

ですから、「これは修行なんだ!たいへんなことなんだ!」と気を引き締めて、その上で精いっぱい子供の話を聴いていってください。うまくできなくてもあきらめず、精いっぱい傾聴を続けてみてください。

 

実際にどのレベルまで上達できるかは個人差が大きいのでなんとも言えませんが、少しでも上達できればその効果に驚くはずです。

 

「話をちゃんと聴けるようになるだけで、こんなにも子供が変わるの!?」

 

と信じられないような気持ちになるでしょう。

 

 


6.自分だけが変わればいい!と腹をくくる

 

不登校対応でよくやってしまうミスの1つが「夫婦の対立」です。

 

子供をどのようにサポートしていくべきかについて父親と母親の考え方が異なり、それをぶつけあう形で対立関係に陥ってしまう

子供のサポート以前に夫婦間の対立で疲弊してしまい、父親も母親もエネルギー不足で子供のサポートがうまくできなくなる

しかも、対立している両親の険悪なムードから離れたくなった子供が距離を置くようになり、親とのコミュニケーションを避けるようになる(場合によっては部屋に引きこもる)

親子のコミュニケーションがとれなくなると、親は「子供が求めていること」がわからなくなるためどうサポートしていいかわからなくなる(サポートしても的はずれなサポートになる)

不登校悪化(長期化)

 

上記のように「夫婦の対立」が原因で不登校悪化(長期化)に向かってしまうのが、よくあるミスなのです。

 

このミスを防ぎ、スムーズに不登校脱出に向かうためにはどうすればいいのでしょうか?

 

その方法は奥深いものですが、まずは「自分1人が変わればいい」と腹をくくることが大切でしょう。

 

パートナー(夫または妻)を変えようとせず、「自分が変わればパートナーも変わるのだからまずは自分を変えることに集中しよう」と覚悟を決めるのです。

 

そうすれば余計な夫婦間の対立を避けることができ、不登校悪化(長期化)のリスクを下げることができるはずです。

 

実際、自分の考え方をパートナーにわかってもらうための説得は必要ありません。
相手の考え方を変える必要はありません。

 

そんなことしなくても、自分が鮮烈なまでに変われば相手もその影響で変わってしまうからです。

 

もしそれで変わらなかったとしても、大丈夫です。
あまりにも意識レベルの違う相手は自然と“自ら”離れていきます。

 

その離れていく形が離婚なのか、別居なのか、家庭内別居なのか、それともただ距離を置くだけなのか、どんな形になるかはわかりませんが、いずれにしてもその“分離”によって余計な邪魔が入らずに子供のサポートができるようになります。

 

だからまずは自分の変化に集中するだけでいいのです。

 

このあたりの理解が浅い人は延々と夫婦喧嘩を繰り返し、それによって子供の不登校を悪化(長期化)させてしまうでしょう。

 

言うまでもありませんが、「自分だけが変わればいい!」と腹をくくることの重要性は子供に対しても同じです。

 

子供を変えようとする必要はありません。
親が変われば、その影響で必ず子供も変わるからです。

 

そもそもの話ですが、親が子供を変えようとすればするほど子供はそれに反発し、かえって「変わらない方向」に力を使うでしょう。

 

子供のパワーは強烈です。
特に思春期のエネルギーは想像を超えるものがあります。

 

そのすさまじいパワーを「変わらない方向」に使ったら……

 

 

不登校がとことん悪化していくのは明らかです。

 

 

親のどちらかが「自分だけが変わればいい!」と腹をくくる。
シンプルなことだと思うかもしれませんが、この効果は絶大です。

 

効果は絶大なのですが……

 

このシンプルな意識を定着させることがほとんどの親御さんはできません。
今これを読んでいる人の99%以上ができないでしょう。

 

だから逆に言えば、これができるだけでもわずか1%未満の人しか出せない結果が出せるのです。(=奇跡的な不登校好転)

 

 

命がけで子供の力になる!と決めている親御さんは、これから三週間、毎日この記事に目を通してください。

 

1日も欠かさず、ですよ。
1日も欠かさず、三週間、毎日この記事に目を通すのです。

 

そうすれば三週間後には「自分だけが変わればいい!」という意識が定着してきて、その後の不登校対応が根本から変わっていくでしょう。(もちろん良い方向に!)

 

 

 

7.一日を感謝の気持ちで終える

 

夜寝る前にこんなことを思ってみてください。

 

「今日も一日、子供が生きていてくれて良かったなぁ。ありがたいなぁ」

 

子供が生きていてくれる。
これって奇跡的なことだし、感謝してもしきれないくらいありがたいことですよね。

 

そのありがたくてたまらないことを、夜眠りにつく直前に思い返すのです。

 

「今日も一日、子供が生きていてくれて良かったなぁ。ありがたいなぁ」

 

学校に行くとか行かないとか、昼夜逆転がなおるとかなおらないとか、そんなことは生きていてこその悩みです。

 

子供が生きていてくれるからこそ、そういうことで“悩める”のですよね。

 

だからこそ、そのベースとなってくれている“生存”に感謝しなければ何も始まらないと思いませんか?

 

生きていてくれることに感謝できない親は、子供が学校に行くようになっても「学校に行けること」に感謝できません。最初のうちは感謝していても、すぐにその感謝の気持ちを忘れてしまい、成績や進路のことを気にし始めます。

 

成績や進路のことを気にしない親御さんでも、子供がいい年齢になった頃には「結婚はまだなの?」とか「早く孫の顔見せてほしい」とか言い出します。

 

いつでも“不足”に目を向ける精神状態なのです。

 

だから感謝の気持ちを思い出せるように、再び“問題”が起きます。

 

子供が30代になって突然会社をやめて実家に戻ってきたり、40代になって引きこもりになったり……
そういう問題が起きます。

 

そうしてまた、

 

「ああ、普通に働いてくれているだけで充分だった……それだけでもありがたいことだった……」

 

と感謝の気持ちを思い出し、「子供が生きていてくれるだけで充分ありがたい」と思えるようになるまで我が子の“問題”が続くのです。

 

その繰り返しです。(←普通の親御さんは!)

 

もちろん、そういう人生を否定しているわけではありません。
そういう問題続きの人生の中にも楽しいことはあります。

 

ただ、それよりもっと楽しい人生を送りたいなら、そして我が子のさらなる幸せを望むなら、類似の問題が継続発生しないように今のうちに「子供が生きていてくれるだけで充分ありがたい」と思える意識を定着させておいたほうがいい、という話です。

 

今日から夜寝る前には、

 

「今日も一日、子供が生きていてくれて良かったなぁ。ありがたいなぁ」

 

と思うようにしましょう。

 

横になった状態で構いません。眠りにつく直前に、「今日も一日、子供が生きていてくれて良かったなぁ。ありがたいなぁ」と思って、その思いとともに眠りにつくのです。

 

それを継続できるだけでも、“奇跡的な不登校脱出”が起きる可能性が高まりますよ。

 

 

 

執筆者:シア・プロジェクト代表 木村優一

 

 

 

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お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

 

 

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