明るい不登校対応

親御さんからの喜びの声の数、日本一! SIAPROJECT代表の木村優一が不登校対応のポイントを解説!

不登校の子供への言葉がけ ~注意点~

 

※記事の公開日 2018/8/22 (更新日 2024/1/27)

 

この記事は「不登校の子供への言葉がけ」に関して書いていますが、“体験”としても活用していただきたい内容です(特に記事の前半)。

 

この記事でお伝えする内容は、元不登校の私が自分自身の不登校体験をまじえて書いていますので、この記事を読むことで「不登校の子供の気持ち」が理解しやすくなり、不登校の子供の気持ちに共感する力が高まります。その“共感力の高まり”で言葉がけに関する本物の理解が深まり、不登校改善にスムーズに成功しやすくなります。

 

“体験”としての活用を意識しながら、この先を読み進めてみてください(^-^)

 

<目次> 

 

 

不登校だった頃にイヤだった言葉

 

私が不登校だった頃、朝、母親からよくこう言われました。

 

「今日はどうする?」

 

そして夜になると、こう言われました。

 

「明日、学校どうする?」

 

私はその言葉が嫌で嫌でたまりませんでした。そんな質問をされても答えは決まっていないからです。

 

「行こうと思うけど行けない」

「とにかく行きたくない」

「行く必要があるとは思えない」

「行かない」

「行ったほうがいいと思うけど行きたくない」 

 

私の頭には、さまざまな答えが思い浮かんでいました。ただ、そのなかのどれが自分の本当の気持ちなのか分かりません。それくらい混乱していましたし、複雑な思考と感情の渦の中でもがいているような感覚だったのです。

 

もちろん、「行く」と決まっていれば答えに迷わないのですが、答えに迷わないほど「行く」と決意していれば自分から親に言っています。わざわざ親に質問されなくても自分から「学校に行く」と言います。そうではないから「答え」に困りましたし、母親から「どうする?」と質問されることが嫌で、ただでさえ混乱している頭がますます混乱していきました。

 

その混乱を振りきって「行かない」と言えばいい、と思う人もいるかもしれません。今の私もそう思います。ただ、当時の私はそれが困難でした。「行かない」と言えば母親がガッカリする顔になるとわかっていたからです。だから「行かない」と言えなかった…… 無理やり言うことさえできなかった……

 

逆に、混乱を振りきって無理やりにでも「行く」と答えればいい、と思う人もいるかもしれません。それも当時の私は困難でした。無理やり「行く」と答えて、無理やり学校に行ったとしても、その先に待ち受ける“地獄”はわかりきっています。クラスメイトの視線を一身に浴びながら屈辱的な思いで学校に行く……その後は不登校だったことをイジられながら学校生活を送る……そんな日々に耐えきれなくて再び不登校になることは自分が一番よくわかっています。だから「行く」と無理やり言うことも困難でした。

 

そのような八方塞がりのような状態でしたから、母親から「今日はどうする?」「明日、学校どうする?」と質問されるたびに私の心は苦しくなり、頭の混乱がひどくなり、グチャグチャな思考と感情で疲弊していきました。それが毎日のようにつづくと心の疲れが蓄積していきます。だんだんとパワーダウンし、落ち着いて考えることもできなくなり、それが原因で不登校脱出が大幅に遅れることになりました

 

当時の私の気持ちは、一般の方が理解しがたいものかもしれません。 

 

今これを読んでいるあなたは、世界のどこにも逃げ場がないような感覚を感じたことがありますか?

 

感じたことがある方は、当時の私や今不登校で苦しんでいる子供たちの気持ちが少しはイメージできるかもしれません。「世界のどこにも逃げ場がないような感覚」を感じたことがない方は、当時の私や今不登校で苦しんでいる子供たちの気持ちをイメージすることが難しいと思います。

 

私が不登校だった頃に感じていた感覚は、世界のどこにも逃げ場がない感覚でした。逃げ場がないからまわりの人達や物をめちゃくちゃにぶっ壊してすっきりしたい……そう思うほど破壊的衝動が強かったのが正直な気持ちです。

 

それほどネガティブな気持ちが生じているところに追い打ちをかけるように「今日はどうする?」「明日、学校どうする?」矢のような言葉がとんでくるのですから、私は狭い箱のなかで殺されていくような、その狭い箱を殴って破壊したいような、絶望的な気持ちでした。

 

誤解しないでいただきたいのですが、私は当時の母親を責めているわけではありません。恨んでいるわけでもありません。逆に感謝しています。私も親の立場になり、母親の大変さが今ではよくわかりますし、母には本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです(^^) 読者のみなさんの参考となるように事実をお伝えしているだけですので、その点は誤解しないでください。

  

子供が不登校になって間もない段階の親御さん、「今日はどうする?」「明日、学校どうする?」と毎日のように言っていませんか?

 

もし言っているなら、それを言うたびに子供のエネルギーが奪われ、登校する気力が失われ、不登校が悪化するかもしれません。その危険性を頭に入れた上で「言葉がけの奥深さ」を学んでいきましょう。

 

 

「常に不登校対応の正解を出せる親」になる

 

ここまで読み、マニュアルにしたがうような頭になっている親御さんは、「そうか!そういう言葉は言わないほうがいいのか!」と単純に解釈しているでしょう。

 

「『今日はどうする?』『明日、学校どうする?』という言葉は不登校悪化に向かわせる言葉だから、言わないほうがいい」

 

と単純解釈しているはずです。

 

そうして単純解釈をしている親御さんは、危険です。思考のバランスを取り戻す必要があります。

 

「今日はどうする?」「明日、学校どうする?」という言葉にはメリットもあります。親子の信頼関係が強固な場合、そういった質問をすることで今の子供の気持ちが確認できるかもしれませんし、子供が背中を押してもらいたいと感じているときには有効な言葉になるかもしれません。悪く作用すると決まっているわけではありませんから、想定されるメリットまで考慮して発言を選ぶことが大切です。現在の子供の状態、現在の親子関係、その他さまざまな現状を考慮して「今日はどうする?」「明日、学校どうする?」という言葉を言うか言わないかを判断しましょう。

 

マニュアルにしたがうような、短絡的に考える親御さんが不登校対応で失敗しつづけています。まずはマニュアルにしたがうような思考をやめることが必要で、そのためのトレーニングを最優先すべきです。(もちろん、プロの力を借りてトレーニングするのが近道です。こうした内容を書くとお問い合わせをいただくので先にここで答えておきますが、SIAPROJECTが提供しているサポート「ひふみ〜よ」はマニュアルにしたがうような思考を自然としなくなるように作られています。ひふみ〜よのトレーニング効果で、親御さん自身の頭で「不登校対応の正解」が出せるようになっていきますのでご安心ください)

 

親御さん自身の頭で常に「不登校対応の正解」を出せるようになると、お子さんの状態は驚くほどスムーズに良くなっていきます。もちろん、その先に「本物の不登校脱出」が待っています。なかなかたいへんですが、トレーニングをがんばる価値は十分にあると思います☆彡

 

 

不登校になった直後の質問は?

 

子供が不登校になって間もない段階では「今日はどうする?」「明日、学校どうする?」と聞かないわけにはいかないと思うかもしれませんが、その場合でも工夫する余地はあるはずです。

 

明らかに子供が苦しそうな表情でふさぎ込んでいたら

 

「今日はどうする?」

 

の言葉の代わりに

 

「今日は休もうか」

 

と言ったほうが子供の心をラクにし、かえって不登校脱出時期を早めることになるかもしれませんし、

 

「お母さんは行っても行かなくてもいいと思ってるけど、あなたの気持ちも聞いておきたい。今日どうする?」

 

と言うことでプレッシャーが軽減されるかもしれません。

 

言う場合でも言わない場合でも工夫の余地はいくらでもあるので、頭に制限を設けないように気をつけましょう。

 

工夫がどれくらい柔軟にスムーズに思いつくか、それも日頃のトレーニングしだいです。不登校改善に成功している親御さんは、不登校対応における細かな場面での工夫が驚くほど柔軟にスムーズに思いつきます。少しでもそのレベルに近づけるように、トレーニングで親御さん自身を変えていきましょう。(プロの力を借りたトレーニングの効果に関しては前述したとおりです)

 

 

子供の心はどんな時に解放されるのか?

 

ところで、

 

「今日はどうする?」

「明日、学校どうする?」

 

と子供に質問する場合、そこでどんな答えが返ってきても受け止める覚悟があるでしょうか?

 

「行かない」とはっきり言われても、「やめとく」とはっきり言われても、「うん、わかった」と落ち着いて返せるでしょうか?

 

その覚悟がないなら、子供の気持ちへの共感が不足していないか、自分自身を疑ってみましょう。

 

今、子供がどれだけ辛いか、どれほど苦しんでいるか、想像して共感してみてください。共感がうまくできていれば、子供がどんな決断をしても受け入れやすくなるはずです。ありのままの子供の気持ちを受け入れることの大切さも認識しましょう。子供は自分の気持ちをありのままに親に受け入れてもらえたとき、救われます。そこで解放された心は明らかに今までの心とは異なり、新たなパワーを生み出す源泉のようになります。そこで湧き出る力が不登校脱出に向かう活力となり、最短での不登校脱出に結びつきます。共感と受容。それらができていれば質問も言葉がけも効果的に機能するものです。それによって不登校脱出に急速に向かうことは、よくあることです。

 

「どうすれば子供の気持ちに共感できるようになるの?」と思った人もいるかもしれませんが、その答えが「この記事」です。この記事を冒頭から読み直してみるとよくわかると思いますが、この記事は、読んでいるだけで自然と不登校の子供に共感できるようになるように書きました。元不登校の私が、不登校だった頃の経験をもとに読者の大人たち(特に親御さん)が子供の気持ちを想像できるようになるように書いています。

 

ですから、ときどきでもいいので、この記事に目を通してみてください。さっと目を通すだけでもいいので、この記事に何度も目を通していると自分とは違う子供の気持ちが感じられやすくなってきます(=共感力の向上)。 その共感力の向上によって言葉がけが上手にできるようになりますので、ぜひ、ご活用ください。

 

この記事が、読者のみなさまとお子さんの力になることを信じています。

 

暗く沈んだ不登校対応ではなく、明るい不登校対応で!!

 

輝く未来に向かっていきましょう(^-^)

 

 

執筆者:シア・プロジェクト代表 木村優一

 

 

 

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お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

 

 

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