明るい不登校対応

親御さんからの喜びの声の数、日本一! SIAPROJECT代表の木村優一が不登校対応のポイントを解説!

いじめが原因の不登校に親はどう対応すればいいのか?

 

※記事の公開日 2019/9/7(更新日 2021/6/9)

 

 

この記事のポイント

★ いじめられていないフリをする不登校の子供が多い事実

★ いじめの事実を子供が自分から話してきたら……すでに深刻な事態

★ 子供がいじめの事実を話す“前”に力になることが重要!

★ 時代が変われば、いじめの中身も変わる

★ 「時代変化による、いじめの変化」を親が理解すると、事態が好転に向かう!

★ 注意点1.昔のいじめをイメージしない

★ 注意点2.隠蔽と深刻さを把握する

★ 注意点3.学校や相手の親と協力する前に感情を調整する

 

 

はじめに

 

不登校原因はさまざまですが、不登校原因の中でも特に深刻な原因が「いじめ」です。

 

学校でいじめにあって、それが嫌で不登校になる…… 悲しい出来事ですが実際に起きていることです。ニュースやSNSなどでそうした話を見聞きすることもあるでしょう。

 

いじめが原因で学校に行けなくなる子供は、意外と多いものです。「うちの子はいじめが原因ではない」と思っている親御さんも多いのですが、いじめられていた可能性が十分にあると思っておいたほうがいいでしょう。

 

子供が「いじめられていたわけではない」と言っても、それを鵜呑みにしないでください。子供が「いじめとかそういうのは全くない」と言っても鵜呑みにしないでください。大半の子供は、いじめられていてもそのことを親に言えません。恥ずかしい思いがあったり、親に心配をかけたくないと思う気持ちがあったりして、ずっと言わずにいるのが普通です。

 

子供が「いじめはない」と言いきっていても、それを真に受けるのではなく「もしかしたらいじめがあったのかも」と思っておいたほうがいいでしょう。「うちの子もいじめを受けて不登校になった可能性が十分にある」と考えるのが、不登校改善に成功する親になる第一歩です。

 

上記の思考を基本とした上で、次のことを覚えておいてください。

 

実際にいじめが原因で不登校になっている場合、親の対応のしかたは慎重である必要があります。その他の原因と違い、いじめが原因の場合、最悪のケースでは我が子が自殺してこの世からいなくなってしまう可能性も十分にありますので、慎重に慎重に、慎重すぎるほど慎重に対応していく必要があります

 

これから、いじめが原因で不登校になっている場合の親の対応のしかたについて、注意点を3つお伝えします。これらの注意点を頭に入れて対応改善をはかっていくと、明るい未来に向かっていけるでしょう。

 

 


注意点1.昔のいじめをイメージしない

 

当たり前のことですが、時代が変わればいじめの中身も変わります。

 

例えば、スマホがなかった時代とある時代ではいじめの中身が異なり、いじめられる側の精神的ダメージの質も異なります。

 

スマホで残酷な画像や動画をいくらでも見られる環境で育った子供の中には私たち大人が想像できないほど残酷ないじめができてしまういじめっ子がいますし、今の大人達が想像できないSNS独特のいじめも存在します。

 

バーチャルな世界に慣れ親しんで育った子供は、現実のいじめもバーチャルのような感覚になってしまい、加減が分からなくなるかもしれません。犯罪レベルのいじめで一線を超えてしまうケースは決して他人事ではなく、身近でいつでも起こり得ることです。

 

ですから、まずは親が「自分が子供の頃のいじめ」に当てはめて考えないことが重要です。

 

「今のいじめは昔のいじめとは全く違うのだ」

 

と親が意識することから、時代に合った不登校対応が始まります。

 

ほとんどの親御さんは、昔のいじめ(自分が子供の頃のいじめ)をいじめとして想像し、そのイメージで子供とコミュニケーションをとるのでうまくいきません。昔のいじめをイメージしている親は、現代のいじめを受けている子供の気持ちに共感できませんし、的外れな助言をしてしまいます。そうなれば、子供の気持ちが親から離れていくのは当たり前のことです。

 

「親は自分の気持ちを全くわかってくれない……それどころか、まるで的外れな助言をしてくる。こんな親を頼っても無駄だ」

 

そんな気持ちになった子供は、親に助けを求めなくなります。

 

そうして親の助けなしで子供ひとりで頑張ることになり、何をどうしていいか分からなくなった子供は不登校を長期間つづけるんですね。

 

これは、子供がいじめを受けていたことが確定していないケースでも同じです。

 

子供がいじめを受けていたかどうかわからない状態でも、親がいじめについて自分の考えを語ることがあるでしょう。いじめを苦にして自殺した子供のニュースをみているときや、我が子以外の他の子供(生徒)のいじめについて話しているときに、自分(親)の「いじめに対する見方」を語ることがあるはずです。

 

そういう発言を聴きながら子供は親のことをジャッジします。この親は子供がいじめを受けていたと判明したときに力になれる親なのかどうか、それを判定するように親の話を聴いているのです。そこで「昔のいじめと今のいじめが違うことにも気づけていない親の頭の中身」が子供に伝わってしまうと、子供は「この親に話しても無駄だ」と思い、心を閉ざします。そうなると、親は子供の力になれません。

 

逆に言えば、昔のいじめと今のいじめが違うことを親が十分に理解していることが日ごろの雑談で子供に伝わっていれば、子供がいじめを受けていた場合、そのことを早めに親に話してくれる可能性が高まります。それによって子供がいじめを受けていたことを早い段階から知ることができ、いじめを受けていた事実を頭に置きながら適切なサポートができます。

 

雑談でも気を抜かず、というよりそもそもの認識を調整しておき(昔のいじめと今のいじめが異なる点をしっかりと認識しておき)、雑談の段階で子供の信頼が得られるようにしておきましょう。その調整ひとつでも、子供が明るい未来に向かっていく可能性を高めることができます。

 

 


注意点2.隠蔽と深刻さを把握する

 

基本的に、いじめが軽度の段階では、子供はいじめられていることを親に言いません。

 

もちろん、早い段階から親に相談するケースもありますが、大半のケースでは黙っておくものです。

 

それは、親に心配をかけたくない思いやいじめられている恥ずかしさのような思いがあるためです。親を思う気持ちや自分自身のプライドを守りたい気持ちから、いじめに耐えられる段階ではいじめられている事実を隠してしまうんですね。

 

いじめを隠すケースとしてよくあるのは、親が大変な思いをしながら子育てしていて、そのことを子供もわかっている場合です。そういう場合、「親も頑張ってくれているんだから自分も頑張らなきゃ!」と頑張って、いじめの事実を隠しながらいじめに耐えようとします。

 

それは不登校になってからも変わりません。

 

「ただでさえ不登校になったことで親に心配をかけているので、いじめが原因で不登校になったことを話すとますます心配をかけてしまう」

 

と思って、いじめの事実を隠し続けるのです。

 

子供が内弁慶のケースも気をつけてください。

 

少し想像してみるとわかると思いますが、内弁慶の子供は自分が学校でいじめられたなんて言いづらいでしょう。家では偉そうにしているのに学校ではいじめられているなんて、そんなことを家族に知られたら恥ずかしくてやっていけません。

 

兄弟姉妹の下の子に偉そうにしている子供も同様です。「自宅で偉そうにしている自分」と「学校でいじめられている自分」のギャップが恥ずかしく感じ、いじめられていることをなかなか話せません

 

ですから、いじめの事実は基本的に隠されるものだ(特に軽度の段階では隠されてしまうものだ)と親が認識することが重要です。

 

いじめが原因で不登校になった場合、不登校という形で「避難」に成功しているのですから、なおさら親に言う必要がなく、なおさら隠すと思っていてください。その認識があるだけでも、子供がいじめの事実を打ち明けてくれる時期が早まり、早い段階から適切なサポートができるでしょう。

 

 

ここまでの説明は、不登校の子供がいじめの事実を明かしてくれない場合についてです。

 

ここからは、不登校の子供がいじめの事実を明かしてくれたケースについて説明します。

 

はっきり言いましょう。

 

子供がいじめられていることを打ち明けた場合、そのいじめはすでに深刻な状態におちいっていると判断したほうがいいと思います。

 

前述のとおり、いじめが軽度の段階では、大半の子供がいじめの事実を明かしません。耐えられるレベルならなんとか耐えてしまって、自分のプライドを守ったり親に心配をかけないようにしたりするほうを選ぶためです。

 

ですから、逆に言えば、その段階を超えていじめがエスカレートして子供が耐えきれなくなった場合に親に相談する可能性が高い、ということです。

 

そう考えれば、子供が親にいじめの事実を打ち明けた場合、もうその段階では相当にいじめがエスカレートしている(深刻化している)ととらえたほうが良いでしょう。

 

ですから、もし、子供がいじめられていることを打ち明けてきたら、しっかりと話を聴いてあげてください。途中で口を挟まず、子供が話し尽くすまで話を聴いてあげましょう

 

間違っても「いじめに負けちゃダメ!」「やられたらやり返せばいいんだよ!」などと言ってはいけません。前述の通り、今のいじめは昔のいじめとは違うのです。全くと言っていいほど違います。

 

「やられたらやり返せ!」と言って本当にやり返して、その報復で殺されてしまったらどうしますか?

 

現代では、そういう可能性が十分にあります

 

浅はかな発言は慎んだほうが良いでしょう。

 

 

もう一度言います。

 

子供がいじめられていることを打ち明けてきたら、じっくりと話を聴いてあげてください。子供の話を絶対にさえぎらず、子供が話し尽くすまで話を聴いてあげてください。

 

いじめがエスカレートして深刻化している段階なのですから、まずは子供の口から聴けるだけのことを聴き、情報を最大限まで知るのです。そうして最大限の情報を得た上で、子供をどうサポートしていくか、子供とともに子供の気持ちを最大限尊重しながら考えていけば、子供が不登校(いじめ)を乗り越えていく道が見えてくるでしょう。

 

 


注意点3.学校や相手の親と協力する前に感情を調整する

 

昨今のいじめは犯罪レベルのものも多いので、できるだけ早い段階から法的措置をとるべきだと私個人は考えていますが、ほとんどの親御さんは「まずは学校や相手の親とともに解決をはかりたい」と考えるのではないでしょうか。

 

その考えが悪いとは思いません。それで解決できるのなら素晴らしいことだと思います。学校や相手の親とともにいじめの解決をはかることも、1つの選択肢として頭に入れておいていいでしょう。

 

学校の先生やいじめっ子側の親とともに解決をはかろうとする場合、気をつけていただきたいことがあります。

 

それは、最初から感情的にならない、ということです。

 

我が子がいじめられたことを知り、ショックを受け、猛烈な怒りが湧いてくる気持ちはわかります。その怒りをいじめっ子側の親や学校の先生にぶつけたくなる気持ちもわかります。

 

ただ、いじめっ子側の親も、まさか自分の子供が他の子をいじめているなんて想像もしなかったのかもしれませんし、いろいろな大変な事情がある中で必死に子育てしてきたのかもしれません。学校の先生も、一生懸命に生徒のことを見守ってきて、できる限りの指導をしてきて、それでもいじめが起きていたことにショックを受けているのかもしれません。

 

そうして思考を広げてみれば、最初から感情をぶつけるのは得策ではないとわかるでしょう。お互いにいたわりあって、落ち着いた話し合いで協力しながら解決をはかっていたほうが、解決可能性が高まります。

 

そもそも、最初に感情をぶつけてしまい、学校や相手の親との関係がギクシャクしてしまえば、いじめ問題が解決したとしても子供が学校に行きづらくなるかもしれません。そこまで考慮すれば、最初に感情的になるのはあまりにもデメリットが大きいと意識でき、落ち着いた気持ちで話し合いに向かえるはずです。

 

そうは言っても、世の中、いい学校ばかりではないし、いい親ばかりでもありません。学校の対応が信頼できない場合や相手の親があまりにもひどい場合には、転校を考えるのもいいでしょう。

 


以上、いじめが原因で不登校になっている場合の親の対応のしかたについて、注意点を3つお伝えしました。

 

これらの注意点を頭に入れておくだけでも、子供が最悪の事態に陥るリスクが小さくなり、いじめられていたことが嘘だったかのような「はじける笑顔」を子供が見せてくれる日が近づいてきます

 

 

執筆者:シア・プロジェクト代表 木村優一

 

 

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お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

 

 

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